toyotaro's

システムの検証メモを中心に、学んだ事や思った事などを備忘録として書いていく

Chromebookへのログインを制限する

 はじめに

Chromeデバイスの登録まで完了した状態で、Chromebookへのログイン制限を試してみる。

Chromebookへのログイン制限にはデバイスポリシーで用意されているポリシーを利用します。

Chromeデバイスの登録が完了していない場合には、以下を参照してまずはデバイスの登録まで完了させます。

www.toyotaro.net

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Chromebookへのログインを制限する

Chromebookにログインできるドメイン(アカウント)を制限する

デフォルトではGoogle Workspaceのアカウントだけでなく、「@gmail.com」を含めたGoogleアカウントを利用して、Chromebookにログインすることができるが、このポリシーを設定することで、Chromebookへのログインを特定のドメインまたは、アカウントに制限することができる。

  • デバイス>Chrome>設定>デバイス>ログイン設定>ログインの制限 にて、「ログインをリスト内のユーザーのみに制限する」を選択し、許可するユーザーリストにユーザー名を入力する。許可しないユーザーという指定はできない。

*@example.com   このドメインのユーザーはChromebookにログイン(ユーザーを追加)可能

example@gmail.com このユーザーアカウントはChromebookにログイン(ユーザーを追加)可能

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ログインの制限

これで、Chromebookのログイン画面から、許可されていないアカウントでログイン(ユーザーを追加)を試みると、はじかれるようになります。

 

ただし

ゲストブラウジングまたは、管理対象のゲストセッションを許可していると、ゲストモードを利用してユーザーはデバイスを使用できる。

デフォルトではゲストブラウジングは許可されているので、禁止したいなら次のポリシーで無効にする必要がある。

Chromebookのゲストブラウジングを制限する

デフォルトでは、ゲストとして利用するオプションがChrmebookのログイン画面に表示されますが、「ゲストモードを無効にする」を選択した場合、その表示が消えるため、ユーザーにGoogle アカウントまたはGoogle Workspaceアカウントでのログインを強制することができます。 

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ゲストモードの制限

注意

上記2つのポリシーを設定することでChromebookへのログインを簡単に制限できます。

ただし

これらの設定はあくまでもChromebookへのログイン制限ポリシーのため、許可されているドメインまたはアカウントでChromebookにログイン後に、Chromeにアカウントを追加することで、「@gmail.com」のユーザーアカウントを使用して、Googleの各種サービスを利用することは可能です。

これを制限するには、また別のポリシーが必要になります。それはまた別の記事にしたいと思います。