はじめに
以下の記事の続きです。
この記事では次の3点について記載する
- 保存したパスワードをPCとiPhoneで呼び出す
- パスワードを変更する
- ちょっと困る挙動について
1. 保存したパスワードをPCとiPhoneで呼び出す
PCで呼び出す
GoogleChrome以外のブラウザ では呼び出せません。ChromiumのEdgeであればChromeの設定をインポートする形で取り込むことはできる。
- Chromeにログインして同期を有効にしている状態であれば、Googleアカウントに保存された情報が、対象サービスのログイン画面に自動で入力されます。対象サービスに複数のアカウントがあれば、IDの入力欄をクリックすれば、アカウントを選ぶこともできます
iPhoneで呼び出す
- 設定>パスワード>パスワードを自動入力>パスワードを自動入力をオンとし、Chromeにチェックをいれる
- ちなみに、設定>Face ID(Touch ID)とパスコード>パスワードの自動入力をオンにしておくことをおすすめする。ここをオンにしておくと、パスワードを呼び出すときにiPhoneのFace ID(Touch ID)またはパスコードで認証するよう求めるようにできるため、セキュリティが向上する
- iPhoneでもChromeにログインして同期を有効にしている状態であれば、パスワードがサジェストされるか(対象サービスに複数のアカウントがあれば複数サジェストされます)、パスワードアイコンをクリックすることで保存されたパスワード一覧から選択する画面が表示される
- 対象サービスの情報を選択すると、対象サービスのログイン画面に自動で入力される
- ChromeでもSafariでもiOSアプリでも呼び出し方は同じです
2. パスワードを変更する
- パスワード保存をしてあるサービスのパスワードを更新したときは、保存するパスワードも更新する必要があるので、以下のようにパスワードを更新するか問われる。パスワードを更新をクリックすれば、保存されているパスワードが更新される
3. ちょっと困る挙動について
自動入力に対応してないiOSアプリ
IDとパスワードの入力遷移が2回に分かれているサービスで、パスワードは自動入力されるけど、IDの部分が自動入力されないサービスがあります。YahooとかAWSコンソールとかのiOSアプリがそうでした。
自動入力に対応してないWebフォーム
IDが[xxxx]-[yyyyyy]の形式で2つに分かれていると、IDが片方の文字列しか保存できない。タイムズカーシェア がそうでした。
IDとパスワード以外にお客様番号などの別の要素があると、それは保存できない。
パスワード変更と合わせて初めてパスワード保存を実施したとき
パスワード保存をまだしていないサービスで、パスワード変更と合わせてパスワード保存を実施した場合、Googleの自動パスワード生成を利用したときには、以下の表示が出てくる。
この場合、IDは保存されずにパスワードのみが保存されるため、管理画面でユーザー名の登録を自分で行う必要がある。
ちなみにGoogleの自動パスワード生成を利用しなかったときには、以下の表示が出てくるため、ここでユーザー名の登録ができる。
あと、Chromeの設定でみると登録されるURLが、パスワード変更や会員情報登録のURLになっていて、Chromeの設定からURLにアクセスしても失敗したりする。ちょっと気持ち悪い。なので綺麗に登録したい場合は、ログインしたときに登録するのがいい。